一口にがんと言っても2種類あるのをご存じでしょうか。
保険によっては悪性新生物と上皮内新生物かどうかによって保障の金額であったり、内容が変わってきます。
この二つの違いは何なのか、どうして保障内容が変わってくるのかを調べてみました。
1、悪性新生物と上皮内新生物の違いってなに?
大まかな二つの違いは人間の細胞にできるがん細胞の場所です。
人間の細胞にある上皮細胞より上にできるがん細胞が「上皮内新生物」です。
上皮内新生物はその名の通り、上皮細胞の上にでき、逆に悪性新生物は上皮細胞より下の深いところにできるがん細胞です。
がんの腫瘍が悪性かそうでないかを判断する場合、上皮細胞とさらに下の細胞の境界にある基底膜を越えているかいないで調べます。
悪性新生物は基底膜を越えて細胞や粘膜の奥まで浸潤していくため、他の臓器や体の中に転移しやすく、再発もしやすいです。
逆に上皮内新生物は上皮の中のみにとどまるので、転移や再発はほとんどありません。
しかし、悪性に変化する確率もゼロではないのでがんであることには変わりません。
上皮内新生物は保障対象外?
悪性と上皮内、二つのがんの種類を説明したうえで、がん保険にはこの二つによって保障の区別があるのは知っていますか?
上記でも触れた通り、上皮内新生物は転移や再発がほとんどありません。
そのため、悪性に比べると保障が少ないケースがあります。
現在では区別をつけずに同じように保障するタイプも出てきていますが、全てが両方に対応しているわけではないです。
保障の区別で大きいのはがんと診断された際の「診断給付金」と手術への「手術給付金」の違いです。
逆に入院、通院、先進医療には大きな保障の差はないようです。
診断給付金は給付金額、支払い回数に差が出てくる場合があります。
例としては悪性の場合、一時金が100万円、支払い回数が無制限となるのにも関わらず、上皮内新細胞は一時金50万円、支払い回数が初回だけとなります。
手術給付金は悪性が20万円、上皮内新細胞が5万円とイメージするとわかりやすいと思います。
がん保険には上皮内新細胞自体が保障の対象になっていないものもあるので、注意が必要です。
保険に加入する時はそういった部分をチェックしておくとよいでしょう。
悪性新生物、上皮内新生物、両方とも同じ保障がいいの?
がん保険に入る時、理想としては悪性と上皮内の両方の保障内容が同じであるなら良いでしょう。
とはいえ、上皮内新生物は必ず高額になるわけではなく、死亡や再発のリスクも低いため手堅くし、保険料を高くする必要はほぼありません。
ただ、女性の場合は上皮内新細胞でも後の乳房再建手術などへかかる費用を考えると、手厚くしておくと安心でしょう。
また女性は上皮内新細胞になる確率は高いと言われています。
腫瘍の場所が乳房だと上記の通り、再建手術などアフターケアで費用がかかってしまいます。
そうなると少しでも保障内容を手厚くしていても、備えておくのがいいかもしれません。
まとめ
がんと言っても場所だけでなく、がんそのものにも種類があることを知りました。
しかも、その違いだけで保障にも差が出てくるのには驚きました。
既に筆者はがん保険に入っているので、見直しをしない限り保険は変わりません。
「女性だから~」という備えた保険に入ったのもありますが、あるととりあえず安心でしょう。
既に加入している場合には、見直すことができる保険もありますから気になったかたは保険会社などに聞いてみましょう。
まだ加入していない人はそこも一緒に聞いてみてもいいかもしれません。
わからないときはまず、聞いてみるのがいいです。




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